海外旅行先の狂犬病
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近年、日本では狂犬病の発症例が報告されていないため、
狂犬病に留意している方は少ないですが、
今でも東南アジアの国々などでは、毎年、狂犬病の死者が出ています。
インドでは一年間に30000人以上の狂犬病による死亡が確認されています。
中国でも感染病による死亡率のトップが狂犬病です。
日本では1920年代に3500件ほどの狂犬病が発症しましたが、
それ以後、家畜伝染病予防法が制定、施行され、狂犬病の発生は激減しました。
その後、第二次大戦下に一時的に発症例が確認された後、
狂犬病は減少の一途を辿り、1970年に海外旅行先のネパールで犬に噛まれ発症し、
帰国後死亡した男性の例がありますが、それ以降ほとんど狂犬病の発生は報告されていません。
けれど海外旅行先での感染には注意が必要です。
海外では毎年、狂犬病での死者が出ている実情があります。
先進国、北米ではアライグマ、スカンク、キツネなどから、ヨーロッパでは、
アカギツネなどの野性動物からの感染が報告されています。
また途上国では野良犬やコウモリなどからの感染が圧倒的に多いようです。
海外に出かけられる際は、闇雲に野生動物に近づかないこと、
また、狂犬病の症例が見られる地域への渡航に際しては、
事前に狂犬病の予防接種を受けることも検討するべきです。

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